図解・わかるメカトロニクス

図解・わかるメカトロニクス―身近な機械のしくみを解き明かす (ブルーバックス)

図解・わかるメカトロニクス―身近な機械のしくみを解き明かす (ブルーバックス)

これはいい!
ガスコンロの仕組み、遊星歯車の仕組み、インバータエアコンの仕組み、速度計の仕組み等、
身近で実際的なちょっとした技術の工夫を知ることができる。

  • トランス=変圧器:コイルの巻き数と電圧の関係で電圧を変換する機構
  • 整流:電流を交流から直流に変換すること。
  • レミングの左手の法則:磁束と電流と力の関係。電流のまわりに右ねじの法則で磁界が発生することと、磁力線は最短距離を通ろうとして導線を押し上げることから説明できる。
  • 超音波モーター:カメラのオートフォーカスなどに使われる。マイクロマシンの動力源。
  • SSR: 半導体リレー。ベース、コレクタ、エミッタ、による半導体の仕組みがそのまま使われる。
  • インバータ:反転という意味。直流を交流に変換する装置を指す。逆に交流を直流に変換する装置はコンバータという。
  • インバータ制御:インバータ制御が省電力、というのは、直流電力を使ってアナログにモータ制御することと比べ、交流電力を作って断続的に(ON OFFを切り替えるスイッチング制御による)モータ制御の方が消費電力量が少ない(前者は、モータ制御に不要な電力は抵抗にて熱に変換され捨てられる)ことをさす。制御用の直流信号が、交流モータなどの交流電力を制御するこの操作が「インバータ」と呼ばれる。

胡蝶の夢4

胡蝶の夢(四) (新潮文庫)

胡蝶の夢(四) (新潮文庫)

読みました。
司馬遼太郎の幕末物を続けて読みたい!と思いました。

幕府が安政条約を締結することで、国としての役割を果たし始めてしまったため藩幕体制に矛盾が。

第二次長州征伐では、フランスが幕府側を援助。一方イギリスは反幕府。他藩も幕府の長州征伐に対し、
明日はわが身と嫌悪感。

13日間で「名文」を書けるようになる方法

13日間で「名文」を書けるようになる方法

13日間で「名文」を書けるようになる方法

講義録形式。
評価が高かったので読みました。
あまり合いませんでした。。

最後の将軍―徳川慶喜

新装版 最後の将軍 徳川慶喜 (文春文庫)

新装版 最後の将軍 徳川慶喜 (文春文庫)

器用な人。策略家。状況に合わせて豹変。

胡蝶の夢3

胡蝶の夢(三) (新潮文庫)

胡蝶の夢(三) (新潮文庫)

  • 安政条約
    • 幕府(大老井伊直弼)が5カ国との間で結んだ条約。外国船の港への停泊を認めるなど。
    • 幕府である徳川家は大名の盟主という位置づけだったはずだが、この条約の締結では(他藩の港への停泊を認める等)いつの間にか「国」として動いてしまった。幕府が国になった瞬間。
    • ただし幕府が動かなければ列強は各藩と勝手に条約を結んでしまい、どちらにしても幕府は危うくなっただろう。
    • 結果として各藩の反発を招き(尊王攘夷)それを抑えるための安政の大獄桜田門外の変へとつながった。
    • 朱子学の流行により王に対する気持ちが高まったことも影響する。
  • 第二次長州征伐
    • 幕府が、京都にいる反幕派の長州藩を追放するために行った将軍家茂が率いた戦い。
    • フランスは幕府を資金的に援助(統一国家としての日本と貿易したいがため?)
    • 長州以外の藩は、「次はうちの藩が攻められるのでは」と疑心暗鬼に。
    • 一方イギリスは反幕府についた。
    • 幕府の武力が張子の虎であることが知れわたり、薩摩と長州に対する幕府の影響力が無くなり、結果として、この敗戦が徳川幕府滅亡をほぼ決定付けた。