ソフトウェア・テストの技法
- 作者: G.J.マイヤーズ
- 出版社/メーカー: 近代科学社
- 発売日: 1980/03
- メディア: 単行本
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古い割りに評判が良かったので読んでみました。
どんな本を見ても、テストケース設計の話は退屈で新味が無いです。。
本書のメインでは無いですが、デバッグに関する章は目を通せて良かったです。
C開発ではいつもprintfデバッグですが、gdbを使う方法とあわせて「力づくのデバッグ」と言われてしまいました。
確かに、とりあえず修正して動かしてみるデバッグというのはあまり思考力を使わない方法で、その点反省が必要だと思いました。
このような力づくの方法のもつ一般的な問題は、思考過程を無視してしまうことである。プログラムデバッグと殺人事件を解決することに類似性を見つけることができる。
架空のすべての殺人ミステリー小説では、ミステリーは、糸口の注意深い分析と、些細に見えることをつなげていくことによって解決できるのであって、通行止めや物件捜査のような
力づくの方法ではだめである。このことは現実でも明らかに起こっている。